2014年の国内賞金ランキングで4位につけている成田美寿々が、自身今季2戦目の海外メジャー「全英リコー女子オープン」から帰国早々に、今シーズンの目標を“上方修正”した。

18日(金)に開幕した「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」の初日、6バーディ、ノーボギーの「66」で回り、6アンダーで首位タイに並んだ。「前半戦の最初に立てた目標はすべてクリアした。その波に乗って目標を上方修正した。賞金女王争いで2位を目標にし、来年の『クラフトナビスコ選手権』に出たい」と高らかに宣言した。

成田がシーズン当初に掲げた目標は、「全米女子オープン」と「全英リコー女子オープン」への出場。5月に行われた「全米」の日本地区最終予選をトップで通過し、海外メジャー行きの切符を初めて手にすると、ほどなくして、賞金ランキングの上位から付与される「全英」の出場権も獲得した。

「一番感心したのはパッティング技術の高さ」。「全米」は4日間を戦い切り、55位タイでフィニッシュ。「全英」こそ予選落ちしたものの、同組で回ったモーガン・プレッセル(米国)のパッティングに刺激を受けるなど、大舞台で得られた経験は大きい。

成田は「アイアンショットは世界でも通用すると思った」と自身を評価し、「パッティングやアプローチといったショートゲームを磨けば、世界と戦っていける」と、さらなる鍛錬を誓った。

英国からは今週火曜日の朝に帰国。月曜日には、2年後のリオデジャネイロ五輪で復活するゴルフ競技への出場者を決める「オリンピックゴルフランキング」の詳細が発表され、五輪出場を目指す成田は「ちょっと気合いが入った」状態で、「サマンサタバサ-」に臨んでいるという。

今シーズン「ワールドレディスサロンパスカップ」と「ヨネックスレディス」を制した成田は現在、賞金ランキング4位につける。「サマンサタバサ―」の優勝賞金を獲得できれば、今週出場を見合わせている2位のイ・ボミまで約156万円の差となり、背中が射程に入ってくる。

「グランドスラムできるのはお前しかいない」。父・俊弘さんからは、より高い次元への挑戦を期待される。「グランドスラムは目標にしません」と謙遜しながら、はにかんだが、これからも照準を合わせていくのはあくまで海外メジャー、世界の強豪との戦いだ。(茨城県阿見町/片川望)